ジスロマックが効かない?!

ジスロマックはクラミジアや淋病などの性感染症に効果がある治療薬ですが、最近ではジスロマックが効かない耐性菌が登場しているそうです。ジスロマックが効かない感染症とは、どのような症状なのでしょうか。

ジスロマックが効かない耐性菌

咽頭炎や扁桃炎、肺炎、子宮頚管炎、淋病などといった病気は、いずれも病原性の細菌が人体に感染したことが原因となって起こったもので、その際の炎症や発熱というのは、人体がこうした細菌に抵抗しようとしているあかしであるともいえます。
しかし、こうした症状があまりにも長く続いてしまうようであれば、逆に身体的にも消耗して、最終的に細菌に負けてしまうこうにもなりかねませんし、仕事や勉学にも大きな支障をもたらしてしまいます。
こうした場合には、病院や診療所に行き、ジスロマックのような抗生物質の処方をしてもらって、抗生物質の力で細菌の増殖を抑制するのが一般的といえるでしょう。
ジスロマックはマクロライド系とよばれる抗生物質の一種であり、比較的さまざまな細菌に対してその威力を発揮することで知られています。
ところが、効き目がよく、長時間にわたって効果が期待できるというメリットから、ささいな病気に対してもジスロマックを使うようになった結果、ジスロマックの耐性菌とよばれるものが出現してしまいました。
耐性菌というのは、ジスロマックを中途半端な濃度で服用した場合などに出現しやすいものですが、細菌の増殖を抑制するというジスロマックの有効成分に慣れてしまって、その効き目がまったくなくなってしまった細菌のことをいいます。
そのため、たしかにジスロマックが有効とされる病気であるにもかかわらず、いくら薬を飲んでも炎症などがひかずに悪化してしまうのです。
こうした場合には、他の種類の抗生物質、たとえばテトラサイクリン系抗生物質のミノマイシンといった、抗菌力が強くて耐性菌の少ないものに切り替えてみると改善されることがあるため、医師に相談したほうがよいといえます。

ジスロマックがマイコプラズマに効かない事も

マイコプラズマ感染症は、肺炎のうち1割から2割ほどが感染するといわれる病気です。子供に多いとされていますが、大人でもかかってしまうことはあります。
症状として見られるのはしつこいくらいに起きる咳と高熱を特徴とします。
マイコプラズマ感染症の治療においてはジスロマックを用いるのが一般的です。ジスロマックは性病をはじめとした様々な病気に用いられる抗生物質ですが、ジスロマックはマイコプラズマには効かないこともあります。
以前はジスロマックはマイコプラズマにも効果的に作用して治すことができ、強力な治療薬として用いられていました。
ですが、薬による耐性がついてしまったこともあり2000年代あたりから少しずつマイコプラズマに対しての特効薬とはいえなくなってしまっている面もあります。
しかし、そのような場合には代わりのテトラサイクリン系の抗生物質及びニューキノロン系の抗菌薬が有効ですのでそこまで不安視することではありません。
また、治ったと思っても自己判断で抗生物質の服用をやめたりはしないようにすることとされています。そうすることで、マイコプラズマの病原体が進化して耐性がついてしまいより厄介な状況になってしまいます。
薬の服用の際には医師と相談の上で指示に従って飲むことが前提となることを忘れてはなりません。
マイコプラズマによる肺炎は通常であればそこまで重症化することはありませんので、合併症などを併発していなければ外来治療を行うだけで済みます。時に重症の場合は、入院治療を必要とすることもありますので注意は必要です。
子供がかかった場合には解熱してから2日ほどすれば、登校することは可能です。ただ咳についてはまだ続く可能性はありますので、少しの間は激しい運動は行わないようにしておくと良いでしょう。

ジスロマックが効果的な症状

ジスロマックは細菌の感染が原因で起きる病気に処方される薬で、細菌を殺菌する抗生物質です。
咽頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎などの呼吸器系の病気、歯周組織炎、歯冠周囲炎などの歯科、クラミジアなどの性病の場合にも処方されます。
病気の原因となる細菌が体内に入り込むと、人間の免疫システムは細菌を排除するために熱を出したり患部を化膿させたり、腫れたり痛みをもたらしたりします。これは免疫システムとしては当然の働きなのですが、人間には苦痛をもたらします。
ジスロマックは、これらの苦痛の原因となる細菌を殺菌することで免疫システムの働きを鎮静化させるのです。
いろいろな症状にジスロマックが処方されるのは、その手軽さと副作用の少なさにあります。
これまでの抗生物質の場合、1日2~3回、1週間程度は毎日飲み続けることが必要でした。
抗生物質は毎日決まった量を決まった時間に服用することで、体内の薬の濃度を一定期間一定化して細菌を殺すために、飲み忘れのないように服用する必要があります。飲み忘れることで病気が長引いたり、抗生物質がその細菌に対して効きづらくなってしまいます。
しかし、ジスロマックは病気の種類によりますが、1日1回×1日~3日という短期間飲み続けるだけで1週間の効果が持続するため、飲み忘れる可能性が少ないのです。
また、ジスロマックは服用時のアレルギーや副作用の報告が少ないのも特徴です。下痢や軟便、めまいを起こすこともありますが、その報告は少数です。アレルギーの報告は少ないですが、アレルギー体質の人は注意することは必要です。
また、薬の飲み合わせの禁忌も少ないため、幅広い世代の幅広い病気に処方できるところが、ジスロマックを処方するメリットなのです。
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